こんにちは。ザビエルです。
今日学びたいのは相手に依頼するための表現である
Could you ~?
Would you ~?
という2つの表現。
微妙なニュアンスの違いを理解し、状況に合わせて使えるようにしましょう。
Could, Wouldと過去形を使うのはなぜ?
依頼する際の表現として、Could/Would過去形を使いますが、実際に過去を表している訳ではありません。
じゃあ、なぜ過去形を使うのか?
これは、「過去形」を使うことで相手との距離を表しているんですね。
相手との距離を保ち、お願いをすることで相手にとって丁寧に伝わるのです。
距離という観点では、日本語でも同じですよね。
例えば
※直接的な表現
それを取って!
※距離を感じる表現
それを取っていただけるとありがたいです。
とこんな風に。
過去形を使う→相手との距離を取る→直接的ではない丁寧な表現になる
という点をまずは理解しましょう。
Could you ~?で依頼するのはこんな時
CouldがCanの過去形であることはご存じの方も多いと思います。
Canは、能力や状況などの物理的な点での可能性、できる・できないを表す表現です。
これは、そのまま依頼文になった時も継承されます。
ですので、Could you ~?を使った依頼文は、
あなたは能力的、または物理的に依頼を引き受けることができますか?
という意味になります。
Could you ~?を使った例文
Could you open the window?
(窓を開けてもらえますか?)
Could you handle it?
(対応をお願いできますか?)
Could you replace the parts?
(部品の交換をお願いできますか?)
Would you ~?で依頼するのはこんな時
対してWouldは、Willの過去形です。
Willは、予定や未来にするつもりであるというように、意志・意向を表す表現です。
これがこのまま、Would you ~?に継承されますので、
Would you ~?を使った依頼文は、
あなたには依頼を引き受けてくれる意志がありますか?
という意味になります。
Would you ~?を使った例文
Would you approve that?
(承認をいただけますか?)
Would you show me your license?
(免許を見せていただけますか?)
Would you marry me?
(結婚してもらえますか?)
どちらを使うか迷ったらCould you ~?を使おう
Could you ~?とWould you ~?の微妙な違いは理解できても
どちらを使うのが正しいのか、迷うことも多いのではないでしょうか。
Would you ~?(意志・意向)を聞くよりは
Could you ~?(能力や状況などの物理的な点での可能性)を聞くほうが無難です。
ですので、相手の意志が反映されない用件で迷ったら
Could you ~?
を使うことをお勧めします。
依頼する時のまとめ
今回の記事の要点は次の通りです。
- 過去形を使うことで直接的ではない表現になり、それが丁寧な依頼となる
- Could you ~?は物理的にできるかどうかを聞きたい時、
Would you ~?はやってくれるかどうかの意志を聞きたい時に使う - Could you ~? / Would you ~?で迷ったら、Could you ~?を使うのが無難
2つの表現のニュアンスの違いを理解し、状況や相手に適した依頼ができるようになるといいですね。
それでは今日はこの辺で!
Have a nice day!